大河のスペックが原作以上にッ!(とらドラ!第20話レビュー)
波乱のクリスマスも終わり、新年に突入。
北村は、初詣に来ていた大河の姿を発見する。
隣に竜児の姿は無い。
竜児は年末にインフルエンザで入院し、未だ自宅で寝込んでいるそうだ。
前回ラストで突然ぶっ倒れた理由は、フラれたショック以上にこれが起因していたんですね。
まぁあれだけ忙しく奔走すれば当然か・・クマの着ぐるみは結構暖かそうだったけどねw
大河の、北村に対する態度はこの時点でかなり自然な物になってます。
クリスマスの「気付き」が、大河の気持ちを一変させてしまったのでしょう。
なんか酷くあっさりしている気もするけどね。
竜児の安否を気にする北村。
そんな北村に、意を決して大河は両手を合わせるのであった。
果たしてその真意とは―――
時はぐぐっと流れ、始業式前日。
実乃梨に拒絶された事を未だ引きずる竜児は、ベランダで一人悩みまくる。
果たしてどんな顔で櫛枝に会ったら良いものか・・・
確かに気まずい事この上ありません。
そんな竜児の姿を、窓越しに確認する大河。
どうやら年明けから全く竜児のお世話にはなっていないみたいです。
拒絶の波は、遂にみのりんから大河にまで浸食した模様。
・・・という訳ではなく、大河なりに配慮をした結果であった。
これまで大河は事あるごとに竜児に助けられ、時には頼り、そしてその隣を歩んできた。
そんな姿を見て、実乃梨が誤解しない筈が無い。
実乃梨は竜児を好いている、これは大河の確信だ。
そして竜児も、多少ながら「実乃梨に気に入られている」という自覚があった。
それならば、竜児はまだ、告白を諦めるべきではないのだ。
「逃げるんじゃない。」
大河が出した結論、それは竜児からの自立。
そして竜児が変わらずに実乃梨を思い続けていれば、いつかは実乃梨も違う答えを出してくれる筈。
大河なりの、本気の応援である。
でも前回のクライマックスシーンを思い起こすと、なかなか心中穏やかではありません。
みのりんもあの現場はばっちり目撃している訳で、まかり間違って竜児を選ぶとなれば、相当の覚悟が必要になると思われます。
やはり修羅場は免れないのか・・・?
ともあれ明日は始業式。
果たして竜児は逃げずにみのりんと向き合えるのか・・・?
さて、複雑な恋愛事情はさておき、大橋高校二年生は間もなく修学旅行で沖縄へと飛び立とうとしています。
保護者同意書の提出日は始業式当日。
テンパり竜児はその事をすっかり忘れてましたが、やっちゃんのナイスフォローで未提出を免れるのでした。
流石保護者、やる時はやるね。
ま、当の竜児はそれどころでは無いんだけど。
登校途中の玄関で、竜児は一人の学生に声をかけられる。
学生の手に下げられていた紙袋、中身はスーツ一式。
そう、彼はクリスマスパーティーの日、竜児にクマの着ぐるみを貸した張本人であった。
どうやら着ぐるみと交換したスーツをクリーニングして返してくれた模様。
同時に、スーツのポケットに入っていた物も返却される。
それはあの日実乃梨に渡す筈だったプレゼント――
複雑な心境のまま、竜児はそれを受け取る。
2-Cのメンバーは修学旅行を控え、皆浮かれていた。
大河に「ちんすこう」とか言わせようとする春田・・・死亡確定w
まぁ今更くぎゅがちんこって言っても全く驚かないけどな、銀魂見慣れてるしw
てか沖縄の人に謝れw
竜児はあの日渡せなかったプレゼントを手に取り、一人ため息をつく。
プレゼントの中身はヘアピン。
雑貨屋で悩みに悩んだ結果、実乃梨に似合うと確信して購入したものである。
しかし今更―――
うーん、まだじめじめと腐ってますな、竜児。
そんな竜児の元に、大河の攻撃から避難してきた春田が現れる。
後方には勿論大河の姿も。
竜児の手に握られたヘアピンを発見し、表情を曇らせる大河。
彼女も当然プレゼント選びに協力している筈ですし、知らない訳は無いですね。
そんな事情はお構いなく、何も知らない春田はヘアピンを発見するや否や竜児からそれを受け取り、髪を止めたりと楽しみだす。
大河はそんな春田に飛び掛り、無理やりヘアピンを奪う。
竜児を思っての行動とはいえ、まだまだ手乗りタイガーは健在だなぁ・・しみじみ。
そんな場面で、ようやく実乃梨は姿を現した。
実乃梨は、何事も無かったかのように竜児に笑顔を向ける。
「櫛枝に会ったら、先ず挨拶をしよう。」
そう決意していた竜児だったが、空気に耐え切れなくなったのか、言葉半ばにその場から逃げてしまうのであった。
うーむ、思いの他トラウマが深いなぁ・・・
そんな行動を振り返り、自販機前で激しく自己嫌悪を覚える竜児。
「もういっそ、全部燃えて無くなってくれねぇかな・・・?」
大魔王高須竜児の暗黒面が見え隠れする一言。
そしてその一言は、大きなうねりとなりクラス全体を巻き込んでいくのであった!!
うん、あながち嘘は言ってない!
「燃えて、無くなりました!」
HR開始早々、ゆりちゃん先生の叫びがクラスに響く。
どうやら修学旅行での沖縄の宿泊先が火災に遭ったようで、学年全体を引き受けられるホテルが無くなってしまったみたいです。
当然沖縄旅行は中止!
修学旅行は急遽、雪山スキー2泊3日ツアーに変更させられてしまうのであった!
なんじゃそりゃあああぁぁぁ!!
阿鼻叫喚、地獄絵図に包まれる2-Cの面々。
そんなクラスの雰囲気を見かねて、ゆりちゃん先生怒りの一筆が黒板に表示される。
「人生思いどおりにはなんねーぞ!」
流石独身(30)、重い一言を有難うございました。
どうでもいいけど、喧騒の中での奈々子様がクールすぎるよw
そして下校時刻。
改めて、今日の実乃梨への態度を反省する竜児。
それに引き換え、大河は二人の為に自立し、孤軍奮闘している。
自分がこんな事では、大河に対し全く示しがつかない――
彼の悩みはまだまだ続きます。。
そんな竜児の姿を見て、どうしたもんかと考え込む北村。
自分は今回原作既読の上でこのレビューに取り組んでますが、非常に芸コマな演出だと思います。
次回のネタバレ回避の為、詳しい描写は避けますけどねw
ともあれ、しっかり原作を理解した上で再構築してくれるとらドラ!スタッフが自分は大好きです。
買い物帰りの街角で、竜児は偶然亜美と出会う。
彼女は仕事の都合でハワイに行っており、帰国便が間に合わず始業式は欠席・・・の筈だった。
亜美も竜児の姿を確認するが・・その表情は不機嫌を通り越した物だった。
クリスマスパーティーでの竜児の行動に、いい加減愛想を尽かせた末に生まれたこの態度なのだ。
しまいには竜児をバカ扱いです、まぁ気持ちは分かるけどね。
そんな「バカ」という言葉に反応する小さな虎が一匹。
そう、大河も何故かこの場所に現れていた。
どうやら亜美にハワイで買い物を頼んでいたようです。
なんだかんだでしっかり仲良くなってるね、この二人は。
いつものスドーバックスで約束のブツを買い取る大河。
隣に建つのは古河パン。ええ、おそらくアレとは全く関係ありませんw
てか何故ここでCLANNADネタなんだろうか?
亜美はこの場で初めて、沖縄の修学旅行が変更になった事を知る。
ホテルが燃えた事に対し、何故か謝罪する竜児であった。
ここらへんは、竜児の中の黒い炎を如実に描写してあった原作のほうが分かりやすかったかも。
そしてここからが本題。
大河は突如、修学旅行では竜児の周りをうろつかないよう亜美に懇願するのであった。
その上で、大河は竜児の告白の件について亜美にカミングアウト。
「遂に、大怪我した訳だ。」
複雑な表情を浮かべる亜美。
なおも実乃梨と竜児の関係を熱く語る大河。
3年になれば、クラス替え、そして受験が控えている。
この修学旅行は、実乃梨の真意を確かめる最後のチャンスなのだ。
再度確認する大河に対し、亜美が発した一言。
「あんたが、それで本当に良いならね。」
うーむ、的を得た一言。
その上で竜児にも「大怪我したのが、あんただけならよかったのにねぇ」と釘を刺す始末。
亜美は既に大河の心中を察している。
おそらく亜美も竜児に恋心を抱いている(既に過去形かもだが)のだろうけど、それをあえて押し殺し、ニブチン竜児に大河の恋心を気付かせようとする・・・
なんというか、心の奥底ではとても良い娘ですね。
その上で次回のアレに繋がる訳で・・・
これじゃますますみのりんが悪役みたいだよ(暗号)
竜児は帰り道で、自分と実乃梨の事を思いの他真剣に考えてくれていた大河に感謝する。
実乃梨の真意を知るのは、ひょっとしたら無駄な事かもしれない。
だが大河は、「実乃梨と竜児はちゃんと両思いで、上手くいくべき」という事をはっきりと断言する。
何故、ここまではっきりと断言出来るのか?
大河は言う。
「そう信じるに足る理由が、私にはあるからよ。
つまり、私はあんたを信じてるの。
あんたは、みのりんが恋するに相応しい人間だって。」
その後、今日の実乃梨への態度を咎め、大河は立ち去っていく。
大河は、竜児の事をしっかり信じている。
大河の言葉に勇気を貰った竜児は、「先に進む」事を決意するのであった。
次の日の朝、竜児は逃げずに実乃梨と挨拶を交わす事に成功した。
大河のサポートもあり、竜児は実乃梨と二人で登校。
通学中も、「よく見てるからな」等とドキっとする告白が続き、明らかに今までの竜児とは違いました。
対してみのりんは「複雑な表情を浮かべた後、笑顔を作る」という行動が目立つ。
なんというか、見ていて少し痛々しかったな。
押し付けられた大河のバッグを互いに持っていく姿は、なんというか和んだw
でも原作を読んでしまうと、みのりんの赤面に素直に萌えられない・・・orz
そんな姿を目撃した亜美は、刺々しく二人に挨拶を交わす。
あぁ、修羅場の来週が楽しみだw(鬼畜)
さて、修学旅行の話題に戻ります。
旅行と言えばお手製のしおり作成。
なんだかんだで班も決まり、大河の家でしおりを作る事になりました。
ちなみに班のメンバーは男子が竜児、北村、能登、春田。女子が大河、実乃梨、亜美、木原、奈々子様と決まりました。
アニメではあっさり描写ですが、早くも能登×木原が険悪になってる所は良い演出だ。
さてしおり作成である。
大河の家の豪華さに驚愕するクラスメイトはさておき、竜児はいつのまにやら北村と自然に接触出来ている大河に違和感を覚える。
コノヤロ・・・大河の気も知らないでw
この件については大河も軽くあしらい、台所で紅茶を淹れる実乃梨を手伝ってくるよう竜児に言う。
ここでは深くは突っ込まず、素直に大河の言葉に従う竜児であった。
実乃梨は竜児のヘルプにまたも動揺しつつ、笑顔を作る。
そして、大河の家の管理について、素直に竜児に感謝するのであった。
確かに数ヶ月前まではゴミ屋敷でしたからねぇ・・・
・・まぁここ数日部屋が綺麗になってるのは大河の頑張り故の物なのだが、実乃梨はそれも竜児の存在あってこそと評価する。
・・・ちなみに原作では金任せにクリーニングサービスに家の掃除を頼んでいた大河なのですが、この設定変更はある意味GJ、アニメスタッフ乙!なのである!!
そして実乃梨が大河の部屋に来るのは1年振り。
親友である彼女がここを訪れないのは、大河の父親がらみで大喧嘩をやらかしたから。
それから、何故か寄りにくくなっていたのだ。
その上で、失敗を恐れずに踏み込んでいった竜児の功績を評価する実乃梨。
うーん、全般的な台詞を見ても、やっぱ大河に遠慮してるよねぇ、これって。
本当に楽しかった、2-Cでの1年間。
その集大成とも言える修学旅行を、実乃梨は真剣に楽しみにしている。
同時に、クラスがバラバラになってしまう事に対し、寂しさを覚える実乃梨。
「ずっと、みんなこのままだったらいいのにね。」
何気ない、実乃梨の一言。
だが竜児は、その言葉を心から素直に受け入れる事は出来なかった。
このままなんかじゃ駄目なんだ。
竜児は改めて、修学旅行中に実乃梨の真意を確かめる事を決心するのであった。
そして、波乱の修学旅行はスタートする。
はい、今週はこんな所です。
相変わらず凄い情報量ですな、その分見ごたえ抜群であります。
次週は忍び込む4人の変態達、巻き込まれる虎、そして女同士のガチバトルを楽しみに待ってます。(暗号)
ちなみに原作9巻はまだ半分しか読めておりませんw
次週までには確認して、とらドラ!10巻の発売に備えますよ。
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