所詮紅龍は紅龍か・・(機動戦士ガンダム00 第21話レビュー)
#21「革新の扉」
★★★★☆
ライルの命を守る為、刹那はアニューを撃った。
それ以外に選択肢は無く、又、あの時点でアニューも既に正気を失っていたからだ。
刹那は、アニューの変化を本能で確信出来ていた。
彼の言葉はルイスにも言及し、「何かに取り込まれている」と予言する。
何故、それらが分かってしまうのか?
それは刹那自身ですら、まだ理解出来得ぬ事であった。
トレミーはシステムチェックにより、一時的に電源を落とす。
その際、沙慈は見てしまった。
黄金色に輝く、刹那の眼を。
彼の中の革新は続く。
人類初のイノベイター・・それが意味するものは一体何なのか?
トレミーのシステムは無事回復。
システムダウン中、トレミー宛には緊急暗号通信が届いていた。
暗号には、ラグランジュ5に建設中のコロニーを指し示した宙域ポイントが書かれたのみ。
明らかに怪しさ大爆発ですが・・スメラギはその地点に向かう事を決定。
その決定には、刹那の意思が大きく絡んでいた。
イノベイターとしての勘って奴ですな。
ついでに、ラグランジュ5ではイアンの若妻が研究を続けており、新装備を受け取れる可能性もあるんだそうな。
メリットも大きい事は分かったが・・最終回も近いってのに安易に装備を増やすのはどうなの?
バン○イか?バ○ダイの策略なのか!?
ともあれ、トレミーは迂回して敵を引きつける役目。
刹那はその隙を利用して通信者との接触を図ることになりました。
果たして暗号通信の発信者とは一体・・?
・・・まぁとっくに分かってるんだけどさw
当の王留美&紅龍は、なんともあっさりと大破した艦からの脱出を図っていた。
もうちょっと細かい描写があっても良かったんでないかい?
ダブルオーに乗り込もうとする刹那の前に、唐突にライルが現れる。
彼はアニューの件で感情的になりすぎた事を素直に詫び、又マイスターとしての自らの資質を自嘲する。
彼の憎しみは、全てイノベイターに向けられていた。
それらを駆逐する為、ライルは「自らの意思」で戦う事を決意。
自らどでかい死亡フラグを立てるか・・・弟者w
刹那はライルの意思を確認した所で再度ダブルオーのハンガーに向かう。
そしてライルは、事もあろうに刹那の背後に銃を向ける。
ええぇぇぇええ!?心の底では復讐心バリバリでつか(汗)
これが「自らの意思」での戦いの第一歩という訳か・・?
だが、彼は刹那を撃てなかった。
激しい葛藤が、ライルの精神に蠢く。
ライル・ディランディ・・・
彼は一体何処へ向かおうとしているのだろうか・・?
そしてオーライザーは、ラグランジュ5に向けて出撃する―――
一方イノベイター二人組は、やはり前回ダブルオーにこてんぱんにやられた模様。
ヒリングは相変わらずお馬鹿全開ですが、リヴァイブはダブルオーとの戦闘から何か感じた物がある模様。
ダブルオーの戦闘能力は、とても機体の性能だけでは説明出来ない事なのだ。
おそらく・・ダブルオーのパイロットは革新を始めている―――
まぁお仲間の置鮎はセラヴィーにすら勝てなかった訳ですがw
真実を語ってるのに、リヴァイブの言い分がどんどん言い訳にしか聞こえなくなってくるのが悲しい所です。
イノベイター株も地に落ちたもんだ。
まぁ所詮は雑種、仮初めのイノベイターって所ですかね?
そしてルイスはまたもお薬への依存を開始。
以前より明らかに精神がイっちゃってますw
小熊哀れ也・・・もう相手にされる事も無いね。
そんなルイスに、特命が下る。
タッグを組む相手、それは最近めっきり活躍出来てない乙女座のあの人。
刹那に本気を出させる策もあるようだし、久々のマスラオの活躍に期待です。
そして地球ではマリナの歌が口コミで大ヒットしている模様。
こんなんで戦争根絶出来たら世話無いんだけどねぇ・・デカルチャーを感じてくれる人種もおらんし。
世論を動かす事で、少しでもアロウズの足元を崩そうって魂胆かw
んでもってそれを見計らい、第二のクーデターをマネキン大佐が起こせば完璧・・・と。
良かったねコーラ、まだ活躍の機会はありそうだよw
ともあれ、クラウスは宇宙に避難しようとしている模様です。
てかクラウス、今にも死にそうやんw
これで最後まで生き残ったら本当嘘ってもんです、はい。
ダブルオーは暗号通信のポイントに未だ到着出来ずにいた。
焦りを募らせる中華兄妹。
てか今更あんたらの家庭の事情なんざ聞きたくないやいw
家督に対し文句を言いつつ、留美だって野心バリバリじゃんね。
まぁ例え計画が上手くいったとしても、これまでの人生をリセットする事なんてハナから無理な話に思えますが・・・
そんな兄妹喧嘩の最中、遂にネーナに居場所を特定されてしまう。
彼女は迷いも無く、留美に対し銃の引き金を引く。
そんな留美を、お約束どおりに庇い、銃弾を受ける紅龍。
紅龍は留美を部屋の外へ逃がし、ネーナと対峙。
おぉ、ここで遂にネーナに引導を渡してくれるか!?紅龍!!
・・・と思いきや、振り返った拍子に頭部に銃弾を受け即 死。
おいィィィィィィイイイ!!最後まで存在空気で終わるのかこの馬鹿アニキィィィ!!(大爆笑)
あまりにも薄っぺらい死に様に軽く肩透かしですよ、本当。
ともあれ障害は無くなったものの、ネーナは留美を追おうとはしなかった。
全てはリジェネの指示の元・・・
そう、彼もこの場に足を踏み入れていたのだ。
リジェネは誰の考えにも基づかない、世界の変革を計画している模様。
てかこれ以上ややこしい設定を増やさないでー・゜・(ノД`)・゜・
残り話数はたったの4話なんだよぉぉ!!
全ては水島監督と黒田洋介の手腕に掛かっているッ!
軽くドロ沼の状況の中、ようやくダブルオーはラグランジュ5へ到着。
刹那が単身コロニー内部に潜入すると、そこにはなんと王留美の姿が。
彼女はヴェーダの所在を示した紙を刹那に託す。
絶望的な状況でありながらも、毅然とした態度を貫く彼女にプロ魂を感じます(なんじゃそりゃ)
刹那は留美を救助しようとするも、留美はそれを拒否。
彼女は刹那がイノベイターとして変革しようとしている事を予感していたのか・・・?
ともあれ、彼女は彼女の思想を貫く為、単独行動を取るのであった。
刹那がコロニーから脱出すると、なんとダブルオーが人質にとられていた(笑)
なんて古典的な手段を取るんだ、ブシドーさんw
てかマスラオが軽くモデルチェンジしてて茶噴いた。
デザイン的にはますますフラッグに近付いて良い感じだけどね、スサノオ。
彼の目的は只一つ、ダブルオーとの真剣勝負、一騎打ち!
「この私、グラハム・エーカーは、君との果し合いを所望するッ!」
おお、地味に正体バラしやがりましたよ、乙女座の人。
まぁ刹那はブシドーという名すら知らないだろうから、喜びは半減だ。
てかアロウズの面々も皆正体には気付いてたんでしょ?
クワトロ大尉と同じく、暗黙の了解って奴でw
「最早愛も超え、憎しみも超越し、宿命となった!」
相変わらず恥ずかしいセリフも光りますw
ともあれ、彼はガンダムに人生を歪められたというか、自ら進んで首を突っ込んで修羅の道を選んだ感があるんだけどなぁ・・
今更「空を奪われた」とか言うなよ、武士道男児。
考えた末、刹那は果し合いを受ける事を決意。
何気に「目標を駆逐する!」は久々に聞いた気がします。
ダブルオーとスサノオの激戦が、今幕を開ける!
そんな二人を尻目に、王留美は脱出艇でコロニーから離脱。
だがそんなおいしい状況を、ネーナが見逃す訳が無い。
彼女はスローネドライでいともあっさりと脱出艇の前に立ち、ハンドガンからビームを照射。
脱出艇はいともあっさりと粉微塵になってしまうのであった。
王留美、遂に戦線離脱。
長い間お疲れ様でした、本当w
でも結局彼女の目指した思想は良く分かんなかったなw
自分の理解力が足りないだけなのか・・はたまた王留美は只の不思議ちゃんだったのか。
今となっては死人に口無しです。
そんな最期を、「汚ねぇ花火だ」とばかりに歓喜の目で見届けるネーナ。
だが彼女にも、着々と最期の時が訪れようとしていた。
ネーナの台詞群は腹が立つだけなので割愛するとして・・そんなネーナにハロがツッコミを入れる。
いつものハロでは無い・・・
そう、ハロを介して、リボンズが語りかけているのだ。
ドクロベエ様かお前はw
彼は計画を狂わせたネーナに制裁を与えるつもりらしい。
そんな中、誘われるようにしてスローネドライの元に現れたのは、誰あろうルイスの操るレグナントであった。
蹂躙する側からされる側に――
旧型のスローネドライなど恐るるに足らんとばかりに、レグナントの攻撃で一気に破壊されていくスローネドライ。
ルイスの歪んだ復讐心に対し、苦言を呈す刹那。
だがトランザムも使用していない今、そんな声が届く筈も無く、又スサノオの攻撃も熾烈を極めていた。
ネーナの生い立ちはこの際さておき、スローネドライは遂にコクピットを残すのみの状態となる。
対するレグナント、ここでライフルで焼き尽くすかと思いきや、コックピットに右腕突っ込んでネーナを苦しめつつ殺すという実に徹底した復讐の遂行っぷり(笑)
・・や、そこまでは考えてないだろうけどさ。
ともあれ、スローネドライは大破。
ネーナもようやっと舞台から退場しましたとさ、どっとはらい。
ようやく復讐を果たしたルイス。
そのどこか乾いた笑顔が、見ていて実に痛々しい・・・orz
地味に作画が乱れてるのも見てて痛々し(ry
茶化して書いているけれど、ここまで空しさを感じさせる復讐劇は久々に見た気がします。
ルイスはこれを期にどんどん壊れていくんだろうなぁ・・
次回あたりトランザム効果で再度沙慈と話し合ってもらいたいもんですが・・・もう引き返せないかな?
バックにはリボンズもいますし。
一方、ダブルオーとスサノオは激しい戦いの末、遂にトランザムを起動する。
えぇい、もっと早くに使っておけばルイスを救えた可能性もあったというのに・・・
揃ってトランザムを起動後、突如として精神内界を彷徨うグラハム。
涅槃とか・・・こうまでしてネタに走るかこの乙女座はw
粒子の荒波の中、刹那は徐々に確信していく。
イオリアの真の目的、これまでの武力介入の意味を。
全ては、人類を革新に導く布石に過ぎないのだ。
そして刹那は、自らの変革を確信する―――
今週はこんな所です。
いつもよりやや簡易な感じですが、ご勘弁をばw
しっかし流石クライマックス、人もバンバン死にまくってます。
ネーナはもうちっと粘るかと思ったんだけど・・まぁ然程思い入れのあるキャラでもなかったので良し。
てか残り話数でヒロシの出番があるのか否か・・そこが問題だw
アリーさんと精神内界で語り合う刹那とか、かなり興味あるんですけどね。
次回予告では、何やらグラハム大ピンチの予感?
人がバンバン死にまくる時期だけに、ちょっと不安ではあります。


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この記事へのコメント:
空想野郎 : 2009/03/02 (月) 15:34:01
うーん、ちょっと乙女座に暗雲が立ち込めてますけど
なんとか回避してほしいですね。
ホントにライルはどこへ行こうとしてんでしょうか。
この時点で迷走してるなんて、ラストまでにきちんと
生き方そのものさえ決められるのか疑問ですね。
頼むから、電波歌での世界統一だけは勘弁願いたいです。
あ。リンク張らせていただきました。ヨロシクお願い致します♪
きーこーひー : 2009/03/02 (月) 21:20:16
>初めまして、コメント有難うございます。
遂に正体がバレてしまったグラハムさん(笑)ですが、その類稀なる精神力で死亡フラグの一つや二つへし折って頂きたいものです。
なーんとなく変革目前の刹那からいらん事を吹き込まれそうな予感がするのですが・・全ては来週のお楽しみって事で。
ライルの行動にはちょっとがっかりしましたね。
刹那への恨みは先週のフルボッコで手打ちだと思ってましたし。
残り4話でソレスタ離脱とかされたら、それこそストーリーの収集がつかなくなる事うけあいです。
彼も又、刹那の不思議パワーでどうにかなりそうな予感。
てかアニメスタッフは「刹那の革新」で全てを解決しようとしている気がします(笑)
黒田洋介さんであれば最悪な方向には持っていかないと思いますが・・不安は拭えませんね。
あと、リンク貼って頂き有難うございました。
こちらからもリンク貼らせてもらいましたので、今後とも宜しくお願いします。