奏でる戦車、爆誕!(ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第3話レビュー)
第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」
★★★★☆
雲一つない払暁の空に鳴り響く、下手くそな起床ラッパ――。
喇叭手としてはまだまだだけれど、
隊での生活にもすっかり慣れたカナタは毎日元気いっぱいに、楽しそうに過ごしていました。
けれどある日のこと、カナタは熱を出して倒れてしまい……。
(公式サイト「各話あらすじ」より抜粋)
街並みは古き良きヨーロッパ。その実文化は完全に日本的。
そんな設定にようやく慣れてきた今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
今回はリオとカナタにスポットをあてたお話。
過去に何があったのかは知らんけど、カナタが倒れた後、ひどく動揺するリオの姿には正直和んだ。
や、和んじゃいけないシーンなんだろうけどさ、リオは大真面目なんだから。
今度こそ小林ゆうさんの演技が完全に崩壊するかと思ったよw
つまるところ、カナタとリオの絆を深めるエピソードでした。
「いっぱい迷惑をかけろ」というリオの上官像は立派と言う他無い。
こんな事が部下に言える上司が日本に何人いる事やら・・・
しばらくは隊のメンバーの絆を描く話が続くんだろうと思います。
「いらない音なんて一つも無いのさ」という、リオの言葉も忘れてはなりません。
んでもって最後の最後で鬱展開突入・・・と。
うん、完全に嫌な予感しかしないw
今回ちらっと触れられた「Amazing Grace」にしても、あの曲をバックに皆倒れていくクライマックスが鮮明に頭の中を・・・
あぁぁあああもう!不吉な予想は無し無し。
あくまで賛美歌なんだから、そんなシーンで使うのは滑稽と言うもんですよ。
・・しかし戦車が音を奏でるシーンにはちょっと面食らったかな?
本来の使用意図からはかなりかけ離れているような気がしてならない。
うん、そうだ、あの世界の戦車にはカーステレオ標準装備って事でFAw
・・・てな訳で、いろいろツッコミ所も満載な気がしますが、気にせずに楽しんでいきましょう。


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この記事へのコメント:
とおりすがり : 2010/01/20 (水) 15:47:20
起動時のメイン画面にサウンドモードとして存在してるんですよね
旧時代の文明が何故滅んだのか不明ですけど、タケミカヅチが戦っていた相手には音楽が有効だったのかも?
まるっきりマクロスですけど、相手が人間でなければ音で牽制はありそうな話ですし
きーこーひー : 2010/01/20 (水) 17:59:26
>コメント有難うございます。
確かにあの世界は「一度滅んだ世界」っぽいんですよね。
人類同士の争いであそこまで世界が荒廃する事は無いと思うし、怪異の襲撃を受けた可能性は高いと思います。
第1話で語られた伝承も気になりますし。
物語の後半で鬱展開が待っているとすれば、再び怪異との戦いを強いられる事が予想されます。
音楽の力に関してはそれまでのお楽しみですね。
しかし本当に怪異に対し音楽の力が有効であれば、それはそれで「マクロスっぽい」と批判されちゃうんでしょうねぇ・・脚本も吉野さん(マクロスF担当)だし。
カナタの絶対音感が示すように、「音の力」はこの作品のキーワードにもなり得ると思うんですよ。
音楽=マクロスと単純に結びつけちゃうのは早計ですし、吉野さんには上手い事物語を構成して頂きたいですね。
それでは!